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リストとべーゼンドルファー

  • H.A.
  • 2016年9月17日
  • 読了時間: 1分

19世紀のヨーロッパ社交界最大のスターといえば、「史上

最強のピアニスト」フランツ・リストであろう。彼が「発明した」

ピアノリサイタルはヨーロッパ中の社交界から熱狂的な支持

を集め、リストの演奏を一目見ようと殺到する女性たちの中

から文字どおり失神する者が続出したという。

リストの演奏は超絶技巧を要する激しい打鍵で知られ、彼が

2,3曲演奏すると大抵のピアノは使用できなくなった。

唯一彼の演奏に耐えたのが、ウィーン生まれのべーゼン

ドルファー社製ピアノだったという。その後、べーゼンドル

ファーはリストの名声と共に世界中に知れ渡っていった…

今回の会場、栗東芸術文化会館さきらで使用されるのが

このべーゼンドルファーなのです。実はこのピアノ、激しい

演奏に向くというよりは、「至福のピアニッシモ」…美しい

弱音の響きで知られています。

ウィンナートーン(ウィーンの音色)を忠実に再現するべーゼン

ドルファーを滋賀県を代表するピアニスト南 千勢子さんが

演奏されます。リストを主要なレパートリーとする南さんの

演奏を聴ける幸せを噛みしめながら、至福のピアニッシモに耳を澄ませたい。


 
 
 

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楽譜協力:トヨタミュージックライブラリー

主催:りっとう無花果コンサート実行委員会

後援:栗東市、栗東市教育委員会、栗東市商工会、栗東市農業委員会、栗東市観光協会 

栗東市農業協同組合 

協力:栗東いちじく生産組合、立命館大学 食マネジメント学部

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